当社は、サイトリニューアルご検討の前に、競合分析をすることはとても重要なプロセスであると考えています。
競合他社の分析、できていますか?
この記事では競合分析の重要性、競合他社選定についてご紹介していきます。
なぜ競合を知ることが重要か
A社の業績が下記の様なグラフだったらどう思うでしょうか?
業績は好調ですよね。
では以下2つのグラフではいかがでしょうか。
A社の数値は変えていませんが、比較する対象によって見え方は大きく異なります。
A社と一番上のグラフC社にはどんな差があるでしょうか。
足りない部分を補ったり、競合に不足しているサービスを自社が提供できれば、大きな業績向上につながる可能性があります。
そのためにはまず、自社にとって競合とはどこか、競合にはどんな強みがあるかを分析することが必要です。
競合選定の方法
競合とは
①同じサービスを提供している企業
または、
②同じサービスを展開していなくても、同じ顧客を奪い合っている企業
のことを指します。
ではどのように競合他社をピックアップしたらよいでしょうか。
ここでは以下の2つの方法で検討してみます。
A.競合分析ツールを使って調査する
B.検索エンジンで自社がヒットしそうなキーワードで検索してみる
A.競合分析ツールを使って調査する
シミラーウェブやSemrush、GRCなど競合他社を見つけ出し、比較分析を行ってくれるツールが多数あります。
今回はSemrushを使って、当社の競合をピックアップしてみます。
Semrushは(セムラッシュ)は、ウェブサイトURLを入力するだけで、競合他社のピックアップ・分析、SEO、広告、SNSなどに関連する内容をレポートしてくれるマーケティングツールです。
月額約1万円から利用でき、比較的安価なマーケティングツールとして知られています。
当社はウェブ制作をメインに行っている会社ですので、当然競合他社としてピックアップされる企業はウェブ制作会社であると想定しました。
ですが、実際には以下の通りの結果となりました。
A社 Adobe XDの使い方学習サイト
B社 Adobe XD、illustrator等のツールやコーディングなどの情報発信サイト
C社 Adobe、Procreate 等デザイン関連の情報発信サイト
D社 アプリ・WEBシステム開発、システムコンサルティング事業を展開する企業サイト
E社 WEB制作、動画制作事業を展開する企業サイト
なぜ上位にAdobe関連のサイトが競合としてピックアップされたかというと、当社はデザイナーが情報発信を行っており、そのブログを見ているユーザーは他にも同じようなデザイン関連のブログを閲覧しているからです。
上記のように、実際に行っているメイン事業と、発信している内容にギャップがあると”競合”として上げられる企業にもギャップが生じます。
ツールだけに頼ってしまうと、競合他社を見誤ってしまうこともあるので注意しましょう。
*Semrushではさらに、競合他社と自社の検索順位や、「ユーザーはどこから競合サイトに流入しているか(リファラー)」のボリュームなども調べることもできます。ぜひお試しください。
B.検索エンジンで自社がヒットしそうなキーワードで検索してみる
Google、Yahooなど、検索エンジンで自社がヒットしそうなワードや、自社がターゲットとするユーザーが検索しそうなワードで検索してみましょう。
そこでヒットする企業やサービスは自社の競合となるでしょう。
上位に表示される企業は自社よりも規模の大きい企業が多いかもしれません。大規模な企業も自社と同規模の企業もどちらも分析してみましょう。
自社がヒットしそうなワードで検索にヒットしない
「B.検索エンジンで自社がヒットしそうなキーワードで検索してみる」では競合他社をピックアップするために行いましたが、自社は検索にヒットしたでしょうか?
もし自社が検索にヒットさせたいと考えているキーワードで検索結果に表示されなかったら、適切な情報設計ができていないかもしれません。
適切な情報設計のもと、コンテンツ追加・削除、リニューアル等を検討する必要があります。
まとめ
この記事では競合分析の重要性、競合他社選定についてご紹介しました。
企業の成長とともに競合他社も移り変わります。定期的に見直し、分析を行いましょう。
当社では競合分析、適切な情報設計によるリニューアルのご提案から参画させていただくことも可能です。
お困りの際はぜひお問い合わせください。